現地11月21日(日本時間22日)、全米野球記者協会(BBWAA)に所属する記者30人の投票で選出されるMLBの最優秀選手(MVP)にロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平がナショナル・リーグ部門で選ばれ、2年連続3度目の満票で受賞となった。DH専任の選手が受賞するのは史上初めて。 MVPの受賞発表後、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のダグ・マケイン記者は自身のX(旧ツイッター)を更新。 「オオタニ・ショウヘイのドジャース入団1年目はまさに歴史的な年だった。 – ドジャースで初めて50本以上の本塁打を打った – 史上初の50-50シーズン – ポストシーズンに初出場 – 初のワールドシリーズ優勝 – 3度目の満場一致でMVP受賞 – 両リーグでMVPを獲得した2人目の選手 – DH初のMVP獲得」 などと、綴り大谷の歴史的な2024年シーズンを称えた。 なお、大谷は今季、メジャーリーグ史上初の「50本塁打-50盗塁」を達成。レギュラーシーズンで、159試合に出場し、打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、出塁率.390、長打率.646、OPS1.036、得点圏打率.283の成績を残した。来季は投手との“二刀流”の活躍に注目だ。
最近の報道によると、有名な野球選手ジャスティン・バーランダーがロサンゼルス・ドジャースに入団したいとの願望を表明したという。 41歳のバーランダーは2024年シーズンもプレーし続けることを発表しており、現時点で引退の予定はない。豊富な経験と素晴らしい実績を持つバーランダーは、先発陣に多くの問題を抱えており、優れた投手を切実に必要としているドジャースにとって貴重な補強とな バーランダーはまた、現在ドジャースの最も著名な選手の一人であるスター、ショウヘイ・オオタニと一緒にプレーしたいという願望を表明した。バーランダーはドジャースが優勝の可能性を秘めた強いチームであることをよく知っており、バーランダーは自分の存在がチームを強化できると信じていた。 バーランダーに加えて、体調を維持することに成功していないニューヨーク・ヤンキースの選手がドジャースへの移籍を検討しているという噂もある。同選手も大谷選手とプレーしたいという願望を明かし、多くの野球ファンの関心を集めた。もし両投手が加入すれば、ドジャースは来シーズンより強力な打線を所有する機会が得られ、ファンにとってエキサイティングな競争が約束されるだろう。
現地10月30日(日本時間31日)、ロサンゼルス・ドジャースがニューヨーク・ヤンキースに7対6で逆転勝利し、4勝1敗でワールドシリーズ(WS)を制覇。4年ぶり8回目の世界一に輝いた。 自身初のWS制覇を成し遂げた大谷は、今年5月の試合終了後の囲み取材でドジャースのデーブ・ロバーツ監督が持っていた、日本出身選手として、球団史上最多本塁打記録を更新した際に「高級車のおもちゃ」をプレゼントしたことを本人から明かされていた。 同インタビューで、大谷は意図を訊かれ「車が欲しいって言ってたので」と応え、さらに記者から「本物の車は買うんですか?」と問われると、「ワールドシリーズに勝てたら考えます…」と語っていた。 このやりとりを覚えていた日本人ファンからは、ネット上にさまざまなコメントが寄せられている。 「ポルシェ貰えるんかな?笑」 「WS優勝したら、本物オゴるって言ってた気がする (笑)」 「ロバーツ監督にポルシェ送るのかな⁉」 「ポルシェ買ってあげるって言ってたけど実現するかな?」 「冗談で言ってた本物のポルシェ…」 「監督にポルシェ贈らないとね」 なお、ワールドシリーズを制したドジャースは、優勝パレードを現地時間11月1日(日本時間2日)に行なう予定だ。
ワールドシリーズで劇的な逆転勝利を収めたドジャースのフレディ・フリーマン選手は、試合後のインタビューでファンに感動を届けました。右手中指の骨折と右足首の負傷を抱えながらもシリーズに出場した彼の姿は、多くのファンの心を打ちました。 フリーマン選手はインタビューで、大谷翔平選手の加入によってチーム全体の雰囲気が良い方向に変わったと語り、「大谷選手の存在が自分にとっても大きな支えとなっている」と明かしました。 特に、ポストシーズンでの課題克服のために、大谷選手と特別な練習を重ねてきたことが、フリーマン選手の活躍を支えたと言います。互いに切磋琢磨することで強く結ばれた2人の絆は、ドジャースのチーム力向上に大きく寄与しています。 大谷選手もまた、ポストシーズンでの活躍が期待され、チームの中心選手としての責任を全うしています。彼の存在がドジャースの士気を高め、チームの成功への原動力となっていることは間違いありません。
堂々とした英語スピーチに絶賛の声が止まない。 現地11月1日、ロサンゼルス・ドジャースは4年ぶり8度目のワールドチャンピオンを祝してロサンゼルス市内で優勝パレードを行なった。大谷翔平は真美子夫人、愛犬デコピンと一緒に参加し、沿道を埋め尽くした大勢のファンの熱気に大興奮。本拠地ドジャー・スタジアムで開かれた優勝祝賀会では、周囲も驚くほどの流暢な英語を披露した。 まさに壮観な光景だった。2020年の優勝時は新型コロナウイルスの影響でパレードは中止となり、開催は実に36年ぶりだった。スタート地点のロサンゼルス市庁舎には「レッツゴー!ドジャース!」の声援が飛び交い、道路は歩くスペースもないほど人、人、人で溢れかえった。 熱狂のパレード後、選手と関係者らはドジャー・スタジアムに招かれ、そこには超満員に膨れ上がったファンが祝福した。デーブ・ロバーツ監督が、まるでDJのような冗舌っぷりで選手を次々と紹介。そして待ちに待ったスーパースターである「ショウヘイ・オオタニ!」と絶叫すると、球場が大きく沸いた。 壇上に照れくさそうに笑って前に出てきた大谷。マイクを握ると、笑顔を浮かべながら誰も予想しない英語力を披露した。 普段のインタビューや記者会見ではウィル・アイアトン通訳を介して話すことがほとんどだが、聞き取りやすい英語にチームメイトやファンは拍手喝采。大谷の英語能力に現地メディアも驚きを隠せず、貴重なシーンを一斉報道。日本人スターの姿勢を激賞している。 例えば、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者はスピーチ中の観客の反応を自身のXに投稿。「ショウヘイ・オオタニのスピーチは、会場を大きく沸かせた。ドジャースの伝説は永遠だ」と称え、この日一番の歓声だったと振り返った。稀代の”大谷翔平マニア”として周知されている米放送局『Fox Sports』のアナリストを務めるベン・バーランダー氏は「ショウヘイ・オオタニはワールドシリーズチャンピオンであり、公の場で英語を話す人物だ!!」と綴り、通訳を介さない生の言葉に熱狂した。 地元メディア『Dodger Blue』は「ショウヘイ・オオタニにとって、なんと素晴らしい瞬間だったことだろうか。ワールドシリーズのチャンピオンとして、彼は英語で観客に向けて演説した」と動画で報告。驚きつつも、大谷の貴重な機会を余すことなく伝えた。 渡米7年目で、ついにたどり着いたメジャーの頂。記録にも記憶にも残るシーズンを過ごした大谷にとっても、ドジャースファンにとっても心に刻まれたであろう瞬間だった。
ロサンゼルス・ドジャースは昨オフ、大谷翔平選手を獲得したことで加入初年度となる今季に1億2000万ドル(約186億円)の利益を得たとされている。ただ、恩恵を受けているのはドジャースだけではないようだ。膨大なメディア露出によりスポンサーにも巨大な価値を生み出したと、米メディア『スポーツプロメディア』が報じている。 大谷は昨季終盤に右肘靱帯を損傷し手術を行なったことで、今季は一度も登板しなかった。その結果、打者に専念することに繋がり、驚異的な打撃成績をおさめている。9月19日(日本時間20日)に行われたマイアミ・マーリンズ戦で、大谷はメジャー史上初となる50本塁打50盗塁を達成し、大きな話題を呼んだ。 同メディアは「2024年のMLBのレギュラーシーズンにおいて、スポンサーに与えたメディア価値が総額55億ドル(約8525億円)に達した。Relo Metrics社の新レポートで明らかになったものであり、2160億回のソーシャルインプレッションと1億3300万秒のブランド露出が、これを牽引している。大谷は1日で430万ドル(約6億7000万円)のメディア価値を創出。エンゲルベルト・シュトラウスは、プレーオフ期間中に検索で通常の30倍にあたる関心を獲得。ナイキは2024年のレギュラーシーズンにおいて、11億ドル(約1705億円)という最も多くのメディア価値を獲得した」と報じた上で、特に大谷が50-50を達成した日にはエンゲージメントのピークを促し「430万ドルは他の日に蓄積された額の2倍以上だった」と報じている。
地区優勝、地区優勝決定Sに続く3度目の美酒 ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地で行われたメッツとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦に「1番・指名打者」で出場し、ダメ押しの適時打を含む4打数2安打1打点。ドジャースはシリーズ成績4勝2敗としワールドシリーズ(WS)進出を決めた。シャンパンファイトでは楽しそうに大はしゃぎしていると、美人女性レポーターに頭から美酒を浴びせかけるシーンが中継映像に収められる場面もあった。 勝利後はグラウンド上にナインと飛び出し、歓喜の輪を作った。地区優勝、地区優勝決定シリーズに続く3度目のシャンパンファイトでは、チームメートと笑顔で喜びを分かち合った。NHKのインタビューに応じると、「何回やっても本当にいいもんだな。もう1回これを今年やって終わりたいという気持ちです」と語った。 その後は再び美酒を味わうナインのもとへ戻ったかと思いきや、ドジャース放送局スポーツネットLAでレポーターを務めるキルステン・ワトソンさんを見つけると、ワトソンさんの頭からシャンパンを浴びせかけ、大谷はニヤリと笑顔を浮かべた。背後からまさかの“襲撃”となったワトソンさんだったが、チームも勝利した嬉しさからか、驚きつつも笑顔を見せた。 ワトソンさんはこれまでも、大谷がサヨナラ満塁弾で「40本塁打&40盗塁」を達成した試合後も一緒に“びしょ濡れ”になり、過去2度のシャンパンファイトでも美酒をかけられる場面もあった。
現地9月18日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でマイアミ・マーリンズと対戦して8対4の快勝を飾った。大谷翔平は1番・DH(指名打者)で先発して5打数1安打を記録。49個目の盗塁を決めて、「50本塁打・50盗塁」達成まで「48・49」と迫っている 相手はナ・リーグ東地区で最下位に低迷するマーリンズ。チームの不調に呼応するように、今季は本拠地の観客動員に苦しんできたが、今回のドジャース戦は17日が1万7902人、18日が1万7138人と2日連続の好調で、1万3000人前後の平均値を大きく上回っている。 米スポーツビジネスメディア『Sportico』が注目するのはもちろん“大谷効果”だ。「オオタニの『50・50チェイス』が下位マーリンズの観客動員に貢献」と題した記事を掲載。「苦戦を強いられているマーリンズは、火曜日夜の試合で観客数を37%増加させて1万7902人が球場に足を運んだ。オオタニが49個目の盗塁を決めてドジャースが勝利した水曜日の夜も1万7138人と1万超え。50・50達成への関心度の高さが窺い知れる」と伝えた。 さらに同メディアは大谷のドジャース入団前後の波瀾万丈ストーリーをあらためて紹介しつつ、「それでもオオタニには6500万ドル(約92億3000万円)のスポンサー収入が舞い込んでくる。ここまで稼いでいる選手はほかにおらず、その数値はどんどん上昇している」と“大谷効果”を驚きとともに伝えた。
大谷翔平選手のトレーディングカードが高額で取引され、アメリカのスポーツカード市場で人気を集めています。特に、9月20日に大谷選手が達成した「ティフ」に関連する限定カードは、わずか24時間で65万3737NHの売上を記録しました。このような限定カードは、ファンの間で非常に高い需要があり、コレクターたちにとっては貴重なアイテムとなっています。 さらに、大谷選手のサイン入りカードは、10万ドルの価値があるとされており、通常のカードよりも高額で販売されています。彼の活躍が続く中、これらのカードの市場価値は今後も上昇することが予想されます。 また、大谷選手のホームランボールも注目を浴びており、オークションでは100万ドル以上の入札を受けることがあるなど、所有権を巡る訴訟が発生する事態も見られます。これは、彼の人気がいかに高いかを示す証拠です。 大谷選手の人気はアメリカ全土に広がっており、カジュアルなファンでも彼の名前を知っている人が多く、スポーツ界における影響力が感じられます。彼の成功は、トレーディングカードや関連商品市場においても新たなトレンドを生み出しており、今後の動向にますます注目が集まります。
イエリッチが絶賛「オオタニは球界最高の選手」 15日(日本時間16日)、米テキサス州アーリントンでオールスターゲームの前日会見でヤンキースのフアン・ソト外野手とブルワーズのクリスチャン・イエリッチ外野手がドジャース・大谷翔平を絶賛した。ソトは一緒にプレーしたい選手として「間違いなくオオタニ」と羨望の眼差しを送っている。 ソトは今回が4度目のオールスター選出。25歳の若さでシルバースラッガー賞を4度獲得している稀代のスラッガーは、現地メディアから同じチームでプレーした選手は誰かと訊かれると「オオタニは間違いなくその一人だ」と回答。「彼はナ・リーグに移籍しちゃって、僕はア・リーグだからちょっと難しいね」とハニカミながらコメントした。 さらに、前半戦をナ・リーグ1位の打率.326で折り返し、大谷と首位打者争いを演じているイエリッチも大谷を絶賛。会見前に大谷と会話していることを聞かれると、「ああ。ショウヘイと会えることは、いつだってクールなこと。信じられないキャリアのスタートを切り、球界最高の選手の1人だ。ロッカールームやバッティング練習で一緒になったり、同じチームになることは(普段)ないから、ここにいる全員と話したいね」と活躍を絶賛した。そして一緒にプレーできて楽しみな選手には「ショウヘイ! 彼と会えて、一緒にいれることはクールなことだと思う」と笑顔で答えていた。 大谷はドジャース1年目の今季、前半戦を終えて打率.316、リーグ1位の29本塁打、OPS1.036をマーク。3冠王や史上初の50本塁打、30盗塁も射程圏内に捉え、DH史上初のMVP獲得の可能性も十分。16日(同17日)に行われるオールスターゲームでナ・リーグの「2番・指名打者」で先発出場する。